2017.6.1. ピアノの中を見せる授業
京都女子大学児童学科のピアノの授業。3回生。ぼくのピアノの授業ははじめて。
自宅での教室でもだいたい必ず最初にやるのは、ピアノのふたをとって内部の構造をみてもらうこと。
ピアノには二つのハンマーがある。
まるで鉄琴奏者がたとえば左手でひとつひとつの鉄琴の板を手でさわってミュート(音をおさえること)したり離したりしながら、もう一つの手(右手)で鉄琴をコーンコーンと叩いているようなもの。
その2本の腕を、鍵盤というシーソーでコントロールしている。
そのことがわかると、ピアノのイメージががらりと変わる(人も多い)。
ピアノというイメージはどこかで、オルガンやシンセサイザーと同じように「スイッチ」つまり「押している間音が出て離すと音が消える楽器」と思われてしまっている。もしくは、ピアノは打楽器なんだから「鍵盤を叩くのだ!」という誤解。
楽器に対する誤解が、いろんな腕の固さや、汚い音質の原因となり、、、結果は、ピアノがきらいになる、という繰り返し。そんなふうになってしまってから困って僕のところにやってきた人たちを山ほど見てきた。
今日もそのあたりのことを学生さんたちに伝えたいと思って授業をした。
でも、今日の生徒さんたちはそんなにひどく硬くなってしまっている人たちは少なかった。
よかったよかった。
その後、「へっぽこ音楽会」の練習。これについてはまた後日書きたい。
2017-06-01 | Posted in Diary | No Comments »
関連記事
Comment